ナイスヴァレーの2018
父:エイシンフラッシュ 母の父:フレンチデピュティ 黒鹿毛 2018年4月11日生 牡
- ■生産地:浦河
- ■生産者:浦河日成牧場
- ■育成先:三嶋牧場
- ■栗東・石坂公一厩舎予定
1口出資額:24,000円
閃光の如く、彼方の栄光を目指し進撃せよ
父 SIRE エイシンフラッシュ
競走成績:27戦6勝
日本ダービー(G1)、天皇賞(秋)(G1)、毎日王冠(G2)、京成杯(G3)、有馬記念(G1)2着、天皇賞(春)(G1)2着
閃光の末脚を武器に、ダービー、天皇賞(秋)を制したエイシンフラッシュ。順調に種牡馬成績を上げています。父キングズベストは世界各国に枝葉を広げるキングマンボの後継であり、アーバンシー、ガリレオ、シーザスターズらを送ったエリート一族の出身。まだ重賞を制した産駒はいないものの、母系もドイツを代表する名門だけに、大舞台向きの底力を秘めています。
種牡馬成績
2017年ファーストシーズンサイアーランキング4位
2018年12月、社台スタリオンステーションからレックススタッドに移動
©(株)レックス
代表産駒
- ●エイムアンドエンド:共同通信杯(G3)3着
- ●コスモイグナーツ:アイビーS(OP)
- ●ルタンブル:忘れな草賞(L)2着
- ●ウスベニノキミ:フラワーC(G3)4着
- ●ジェシー:西宮S、千里山特別
- ●カヴァル:マレーシアC
母の父 BROODMARE SIRE フレンチデピュティ
競走成績:6戦4勝
ジェロームH(米G2)
クロフネを皮切りに、日本競馬に多彩な花を咲かせたフレンチデピュティ。芝・ダート、距離を問わず、産駒は幅広い条件で頂点を極めました。母の父としても信頼度は絶大であり、続々とG1ウィナーが誕生。父の長所をフルに引き出し、2013年以降、ブルードメアサイアーリーディングの5位以内を堅持しています。
母の父代表馬
- ●ショウナンパンドラ(父ディープインパクト):ジャパンC(G1)、秋華賞(G1)、オールカマー(G2)
- ●マカヒキ(父ディープインパクト):日本ダービー(G1)、弥生賞(G2)、ニエル賞(仏G2)、皐月賞(G1)2着、札幌記念(G2)2着
- ●ゴールドドリーム(父ゴールドアリュール):フェブラリーS(G1)、チャンピオンズC(G1)、帝王賞(Jpn1)、かしわ記念(Jpn1)2回
- ●レインボーライン(父ステイゴールド):天皇賞(春)(G1)、阪神大賞典(G2)、菊花賞(G1)2着
Point - 特徴と適性
母は新馬戦こそ3着に敗れましたが、2戦目で後にマーメイドS(G3)を制して重賞馬となるコスモプラチナらを退けて快勝。その後も丈夫さとスピードを武器とし、長きに渡って競走生活を送りました。父はローズキングダム、ヴィクトワールピサ、ルーラーシップらの強豪が顔を揃えた日本ダービー(G1)で内田博幸騎手を背に制し、世代の頂点に君臨。5歳時に出走した天皇賞(秋)は7年ぶりの天覧競馬となりましたが、直線では最内を突いて自身の名を体現するように末脚一閃。「瞬間移動のようだった」、「ワープしたみたい」と当時の評論家らからも感嘆の声が聞かれたほどです。騎乗したミルコ・デムーロ騎手がウイニングランの後に下馬し、当時の天皇・皇后両陛下にひざまずいて最敬礼したシーンはいまでも多くのファンの間で語り草となっています。現4歳世代が初年度産駒となりますが、ジェシー、カヴァル、コスモイグナーツらが続々とオープン入りし、他にも素質馬が多く見受けられるだけに、さらに産駒の勢いが増してくることでしょう。本馬は父と同様に品のいい黒光りする馬体で、見栄えのするルックスです。父のように芝の中距離を主戦場に、閃光の如く印象深い走りを披露してくれることでしょう。