本馬のポイント
期待の新種牡馬アイルハヴアナザーに、これも次世代期待のBMS・ディープインパクトを配し、母系にはKingmambo、A.P.Indyなど「血統の宝石箱」ともいえる名種牡馬がラインナップ。母は千代田牧場期待の星でしたが、蹄を痛めて未出走のまま繁殖入りしました。アイルハヴアナザーの父Flower Alleyはトーセンラーやスピルバーグと兄弟で、母父にディープインパクトがいることでお分かりのように、このことを意識した名門・千代田牧場ならではの配合です。雰囲気としてはディープインパクトが出ているように感じますが、是非、夢の配合をお楽しみください。
【生産牧場のお話】
紫苑S2着の祖母にディープインパクトを配合した母は、期待に応えて父の産駒にしてはしっかりとした仔を出してくれました。1歳春から昼夜放牧でしっかりと鍛え、馴致も順調に終え、育成馬の中でも早い組ですでに9月にはダク・ハッキングからゲート練習までこなしています。骨量があるということも有りますが、気持ちがどっしりとしており、野武士のような凛とした佇まいで放牧地でもボス的存在でした。パワーもありそうなので芝・ダートを問わない活躍を期待しています。
父系の解説
アイルハヴアナザー
米国産。2012年の米牡馬クラシック2冠馬。2歳時は目立たない存在だったが、3歳を迎え大躍進。重賞初制覇のロバートBルイスSからサンタアニタダービー、ケンタッキーダービー、プリークネスSと4連勝を飾った。3冠がかかったベルモントSの前日に屈腱炎が判明し、そのまま引退して初年度から日本に導入されている。父がスピルバーグ、トーセンラーの半兄という血統背景から、芝、ダート問わずマイル~中距離タイプを多く出しそうだ。初年度産駒は2016年デビュー予定。
競走成績 2~3歳時 7戦5勝
1着 (米)ケンタッキーダービー-G1 ダ10F
1着 (米)プリークネスS-G1 ダ9.5F
1着 (米)サンタアニタダービー-G1 ダ9F
1着 (米)ロバートB.ルイスS-G2 ダ8.5F
1着 (米)Maiden Special Weight Race AW6.5F
2着 (米)ベストパルS-G2 AW5.5F
代表産駒
2013年より新冠で供用 初年度産駒は明け1歳
血統表
■欧文で表記されている馬は、外国産馬で、日本に輸入されていない馬
■馬名に*印がついている馬は、日本への輸入馬
ブラックタイプ (※ブラックタイプの見方はこちらをご覧下さい。)