デアリングバードの2019
父:エピファネイア 母の父:キングカメハメハ 青鹿毛 2019年5月16日生 牝
- ■生産地:日高
- ■生産者:長谷川牧場
- ■育成先:シュウジデイファーム
1口価格:62,000円
至高の血脈が紡ぐ華やかなシンデレラストーリー
父 SIRE エピファネイア
競走成績:14戦6勝
ジャパンC(G1)、菊花賞(G1)、神戸新聞杯(G2)、日本ダービー(G1)2着、皐月賞(G1)2着
シンボリクリスエスが送った待望のクラシックホース。ジャパンCでもワンサイド勝ちを演じました。母シーザリオはオークスに優勝しただけでなく、アメリカンオークスでもG1制覇を成し遂げた名牝。父らしい爆発力とともに、母のしなやかさを兼備した個性です。ファーストシーズンランキングの2位に輝いたうえ、今春はデアリングタクトが牝馬2冠を快勝しました。
種牡馬成績
2016年より供用(2015年秋シーズン、南半球向け供用)
2019年総合&JRAファーストシーズンサイアーランキング2位
©上田美貴子
代表産駒
- ●デアリングタクト:オークス(G1)、桜花賞(G1)、エルフィンS(L)
- ●シーズンズギフト:ニュージーランドT(G2)2着、フラワーC(G3)3着
- ●スカイグルーヴ:京成杯(G3)2着、2歳新馬
- ●ロールオブサンダー:兵庫特別、紫菊賞、京都2歳S(G3)3着、2歳新馬
- ●クラヴェル:三面川特別、2歳新馬
- ●アリストテレス:出雲崎特別、すみれS(L)2着、若駒S(L)2着
母の父 BROODMARE SIRE キングカメハメハ
競走成績:8戦7勝
日本ダービー(G1)、NHKマイルC(G1)、神戸新聞杯(G2)、毎日杯(G3)
2年連続してチャンピオンサイアーに輝き、ディープインパクトの登場後も安定して2位の座をキープ。母の父としても幅広いカテゴリーに対応し、信頼度は断然です。既にブラストワンピース、ワグネリアン、インディチャンプ、デアリングタクトらを輩出。今シーズンはBMSリーディングのトップを快走しています。
母の父代表馬
- ●ブラストワンピース(父ハービンジャー) 有馬記念(G1)、AJCC(G2)、札幌記念(G2)、新潟記念(G3)、毎日杯(G3)
- ●ワグネリアン(父ディープインパクト) 日本ダービー(G1)、神戸新聞杯(G2)、東スポ杯2歳S(G3)、ジャパンC(G1)3着、大阪杯(G1)3着
- ●インディチャンプ(父ステイゴールド) 安田記念(G1)、マイルCS(G1)、マイラーズC(G2)
- ●モズカッチャン(父ハービンジャー) エリザベス女王杯(G1)、フローラS(G2)、オークス(G1)2着
Point - 特徴と適性
本馬も本年のセレクトセールでの購買馬です。全姉デアリングタクトは、本年の牝馬クラシック戦線で桜花賞、オークスを制し、63年ぶり史上2頭目の快挙となる無敗での牝馬2冠を達成。桜花賞は3歳牝馬には過酷な馬場状態や道中の不利を克服。オークスはライバルらの包囲網にも屈することなく、逆境をはねのけて追い込んできたシーンは記憶に新しいところです。身体能力や心肺機能のみならず、屈強な精神力の高さもストロングポイントと言えるでしょう。祖母デアリングハートはG1制覇にはあと一歩届かなかったもののG1競走で2着1回3着2回、そして重賞3勝の実績を挙げており、一族の活躍馬の大半が牝馬であることも強調点です。本馬も均整のとれた皮膚の薄い漆黒の馬体を有しており、必然と期待は高まります。父は姉以外にも活躍馬を続々と送り込んでおり、さらに種牡馬としての地位を固めている状況です。10月には姉が史上初の“無敗の牝馬3冠馬”の座に君臨することが大いに期待されますが、偉大な姉の軌跡をなぞるような活躍を期待します。