イプスウィッチの2020
父:サトノダイヤモンド 母の父:Danehill Dancer 鹿毛 2020年3月9日生 牝
- ■生産地:安平
- ■生産者:ノーザンファーム
- ■育成先:ノーザンファーム空港
- ■栗東・杉山晴紀厩舎予定
1口価格:120,000円
ディープ系の新星が送るニューヒロイン。眩い輝きは永遠に
父 SIRE サトノダイヤモンド
競走成績:18戦8勝
有馬記念(G1)、菊花賞(G1)、京都大賞典(G2)、阪神大賞典(G2)、神戸新聞杯(G2)、きさらぎ賞(G3)、日本ダービー(G1)2着
春の2冠で惜敗した無念を菊花賞で晴らしたうえ、3歳にして有馬記念を制した本格派です。父ディープインパクトの卓越した才能を受け継ぎ、母マルペンサもアルゼンチンでG1を3勝した名牝だけに、種牡馬としても成功は必至でしょう。優秀な繁殖を集めているだけでなく、現1歳の初産駒は父譲りの垢抜けたバランスが目を引き、セールにて高額で取り引きされています。
種牡馬成績
2019年より供用
2021年の1歳馬が初年度産駒
©上田美貴子
母の父 BROODMARE SIRE Danehill Dancer
競走成績:11戦4勝
フィーニクスS(G1)、愛ナショナルS(G1)、グリーナムS(G3)、デューハーストS(G1)2着
英愛のサイアーランキングで父と母の父の両部門で首位に立った実績があるDanehill Dancer。2歳からの活躍をはじめ、3歳クラシック、古馬戦線で良績を残す馬まで様々なタイプを出せることが父、母の父としての共通する特徴と言えます。国内でも母の父としてテルツェットが重賞を制覇し、注目度が益々高まっています。
母の父代表馬
- ●テルツェット(父ディープインパクト):クイーンS(G3)、ダービー卿ChT(G3)、節分S、国立特別
- ●ヨカヨカ(父スクワートルスクワート):ひまわり賞(OP)、フェニックス賞(OP)、フィリーズレビュー(G2)2着、葵S(重賞)2着
- ●モンブランテソーロ(父ダノンバラード):五稜郭S、tvk賞、湘南S2着、スピカS2着
- ● Minding(父Galileo):英オークス(G1)、英1000ギニー(G1)、Qエリザベス二世S(G1)、フィリーズマイル(G1)、モイグレアスタッドS(G1)、ナッソーS(G1)、プリティポリーS(G1)
テルツェット
Point - 特徴と適性
大きな期待を集める新種牡馬サトノダイヤモンド産駒の登場です。父は有馬記念と菊花賞を制し、G1競走を2勝しました。前者では当時、現役最強馬と呼ばれたキタサンブラックを撃破し、頂上決戦を制しています。長距離のG1を2勝していることから、ステイヤーのイメージが強いかもしれませんが、皐月賞(G1)では強風が吹き荒れるなか、直線で不利を受けながらも差のない3着に健闘し、日本ダービー(G1)では勝ち馬との死闘の末、僅かにハナ差およびませんでしたが、速い時計や瞬発力勝負にも対応しており、総合力の高さを示していました。期待を受けて種牡馬入りすると、産駒たちの評価も高く、1億円を超える落札も少なくありません。母は重賞競走で2着2回の実績があり、祖母はG1競走で2着の実績を残すなど、底力に富んだ牝系です。母の父Danehill Dancerは、母の父としても活躍馬を続々と輩出。クイーンS(G3)を制し、さらなる飛躍が期待されるテルツェットや、九州産の星ヨカヨカらが国内で活躍しており、海外では幾多のG1ホースが誕生しています。本馬は芝の中距離路線が主戦場になるとみており、桜花賞(G1)よりもオークス(G1)に重きを置きたいところですが、無敗の3冠牝馬を育て上げた師のタクトも大きな後押しとなることでしょう。