ミネットの2020
父:ルーラーシップ 母の父:ディープインパクト 鹿毛 2020年3月3日生 牡
- ■生産地:安平
- ■生産者:追分ファーム
- ■育成先:追分ファームリリーバレー
- ■栗東・橋口慎介厩舎予定
1口価格:120,000円
菊花賞馬を送った魅惑の配合。大舞台で使命を果たす
父 SIRE ルーラーシップ
競走成績:20戦8勝(海外1勝)
Qエリザベス二世C(G1)、AJCC(G2)、金鯱賞(G2)、日経新春杯(G2)、鳴尾記念(G3)
手にしたG1はQエリザベス二世Cのみながら、破格のポテンシャルを垣間見せたルーラーシップ。豪華に発展を遂げるキングカメハメハの後継であり、母エアグルーヴは年度代表馬に輝いた名牝だけに、種牡馬としても確固たる地位を確立しています。3シーズン目にリーディングの9位に食い込み、今季は5位まで上昇。キセキの菊花賞を皮切りに、重賞も22勝に達しました。
種牡馬成績
2013年より供用。
2016年総合&JRAファーストシーズンサイアーチャンピオン。ワンダフルタウンがG2・G3を優勝
©上田美貴子
代表産駒
- ●キセキ:菊花賞(G1)、ジャパンC(G1)2着、宝塚記念(G1)2着2回、大阪杯(G1)2着
- ●メールドグラース:コーフィールドC(G1)、小倉記念(G3)、鳴尾記念(G3)、新潟大賞典(G3)
- ●ダンビュライト:京都記念(G2)、AJCC(G2)、皐月賞(G1)3着、京都大賞典(G2)2着
- ●ディアンドル:福島牝馬S(G3)、葵S(重賞)、マーガレットS(L)、北九州記念(G3)2着
- ●リオンリオン:青葉賞(G2)、セントライト記念(G2)
- ●フェアリーポルカ:福島牝馬S(G3)、中山牝馬S(G3)
母の父 BROODMARE SIRE ディープインパクト
競走成績:14戦12勝
日本ダービー(G1)、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)、皐月賞(G1)、菊花賞(G1)、天皇賞(春)(G1)、宝塚記念(G1)
稀代のスーパーホースであり、種牡馬としても日本競馬を牽引したディープインパクト。前9年に続き、今シーズンもリーディングの1位を独走しています。次世代を担う超一流の繁殖が揃っているだけに、母の父としても既に重賞を12勝。本年はJRAランキングを2位まで押し上げ、早くもトップの座が視界に入ってきました。
母の父代表馬
- ●キセキ(父ルーラーシップ):菊花賞(G1)、ジャパンC(G1)2着、宝塚記念(G1)2着2回、大阪杯(G1)2着、天皇賞(秋)(G1)3着
- ●アリストテレス(父エピファネイア):AJCC(G2)、菊花賞(G1)2着、天皇賞(春)(G1)4着
- ●ステラヴェローチェ(父バゴ):サウジアラビアRC(G3)、日本ダービー(G1)3着、皐月賞(G1)3着
- ●ファンタジスト(父ロードカナロア):京王杯2歳S(G2)、小倉2歳S(G3)、セントウルS(G2)2着、スプリングS(G2)2着
Point - 特徴と適性
父ルーラーシップについてはアカンサスの2020もご参照ください。出遅れ癖に苦しみ、国内でG1制覇を成し遂げることは叶いませんでしたが、香港のクイーンエリザベス二世C(G1)を楽勝するなど、圧巻のパフォーマンスを披露。出遅れても諦めず、絶望的な位置から繰り出す豪脚は多くのファンを魅力しました。母は現役時に芝の1600 〜1800mで3勝を挙げており、上級への出世は果たせませんでしたが、後のオープン馬を退けるなど、随所に素質の高さを感じさせた1頭です。本馬はその初仔となりますが、ひ弱さや非力さは一切なく、母の繁殖能力の高さを感じさせており、本馬の半弟(父レイデオロ)もデキの良さから高額で落札されています。父と母の父ディープインパクトの組み合わせからは菊花賞馬キセキや今年の青葉賞(G2)を制したワンダフルタウンらが活躍しており、相性の良い配合です。橋口調教師は、クラブ所属馬で本馬と同じく母の父にディープインパクトを持つ産駒(グラティトゥー、アルナシーム)を2年連続で新馬勝ちへ導いており、本馬にも大きな期待がかかります。芝の中距離路線での活躍を思い描いており、長い直線でこそ真価を発揮し、強靭な身体能力を見せつけてくれることでしょう。