ウィズザフロウの2020
父:ハービンジャー 母の父:アグネスタキオン 黒鹿毛 2020年2月18日生 牝
- ■生産地:えりも
- ■生産者:エクセルマネジメント
- ■育成先:愛知ステーブル
- ■栗東・石坂公一厩舎予定
1口価格:44,000円
女王誕生の奥深い系譜。クラシックを見据え持てる力を解き放て
父 SIRE ハービンジャー
競走成績:9戦6勝
Kジョージ六世&QエリザベスS(G1)、ハードウィックS(G2)、ジョンポーターS(G3)、オーモンドS(G3)、ゴードンS(G3)
Kジョージ六世&QエリザベスSを11馬身もの大差を付けてレコード勝ちしたハービンジャー。ファーストシーズンチャンピオンに輝いて好スタートを切り、前6年、途切れずに重賞勝ちを果たしました。重厚なヨーロッパ血脈だけに、成長力が豊かであり、大舞台で強さを発揮します。海外の2勝を含めてG1も7勝に達しました。まだまだ勇敢かつタフな大物が登場するでしょう。
種牡馬成績
2011年より供用。
2014年総合&JRAファーストシーズンサイアーチャンピオン
©上田美貴子
代表産駒
- ●ノームコア:香港C(G1)、ヴィクトリアマイル(G1)、同3着、札幌記念(G2)
- ●ディアドラ:ナッソーS(G1)、秋華賞(G1)、府中牝馬S(G2)、クイーンS(G3)、紫苑S(G3)、香港C(G1)2着、ドバイターフ(G1)3着、英チャンピオンS(G1)3着
- ●ブラストワンピース:有馬記念(G1)、AJCC(G2)、札幌記念(G2)
- ●モズカッチャン:エリザベス女王杯(G1)、同3着、フローラS(G2)、オークス(G1)2着、秋華賞(G1)3着
母の父 BROODMARE SIRE アグネスタキオン
競走成績:4戦4勝
皐月賞(G1)、弥生賞(G2)、Rたんぱ杯3歳S(G3)
トップサイアーに輝いた翌年にこの世を去ってしまったものの、サンデーサイレンスの血をきらびやかに発展させたアグネスタキオン。祖母から3代続くクラシックホースだけに、大舞台向きの底力が魅力です。母の父になっても6年連続してリーディングの10位以内を堅持。幅広いカテゴリーに対応でき、信頼度は絶大です。
母の父代表馬
- ●ノンコノユメ(父トワイニング):フェブラリーS(G1)、同2着、ジャパンDダービー(Jpn1)、根岸S(G3)、武蔵野S(G3)、ユニコーンS(G3)、チャンピオンズC(G1)2着
- ●ワイドファラオ(父ヘニーヒューズ):かしわ記念(Jpn1)、NZトロフィー(G2)、ユニコーンS(G3)
- ●アクティブミノル(父スタチューオブリバティ):セントウルS(G2)、函館2歳S(G3)、ファルコンS(G3)2着
- ●フェアリーポルカ(父ルーラーシップ):福島牝馬S(G3)、中山牝馬S(G3)、紫苑S(G3)2着
Point - 特徴と適性
父ハービンジャーは英国でのG1制覇を引っさげ、大きな期待を集めて日本でスタッドイン。ここまで期待に違わぬ結果を収めており、活躍馬は枚挙にいとまがありません。また、現2歳世代からも能力を存分に感じさせる産駒が誕生しています。アライバル、ミッキーブンブン、リブースト、リューベックが新馬戦を快勝し、来年のクラシック戦線に向けて注目度が増しており、ハービンジャーブームが到来しそうな予感です。母系も優秀で、母の半妹ローブティサージュは阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制して2歳女王の座に輝きました。他にも弟妹がコンスタントに息の長い活躍を見せており、丈夫さもセールスポイントと言えるでしょう。母は不出走でしたが、初仔のキタサンバルカンが重賞での入着をはじめ堅実な成績を収めており、繁殖能力の高さが垣間見えます。本馬は手先の軽さや敏捷性の高さを感じさせており、桜花賞路線を歩ませたい好素材です。活況だったセリのなかでも、上場番号が終盤だったことで、手頃な価格で競り落とせたのは幸運でした。「お買い得度」では募集馬の中でも随一と言え、「迷ったときにはウィズザフロウ」。そのフレーズを合言葉に、一口初心者の方にもお勧めしたい1頭です。